要人警護とは？身辺警備との違いをわかりやすく解説 | 墨田区で警備の求人なら株式会社フェニックス | ブログ

皆さん、こんにちは。
東京都墨田区を中心に首都圏近郊で「安心・安全」を支える警備を行っている、株式会社フェニックスです。

今回は、普段の生活ではあまりなじみのない「要人警護」について、わかりやすくご紹介します。

ニュースなどで、内閣総理大臣や海外の要人が来日した際、たくさんの警察官に守られている様子を目にしたことはありませんか？それが、まさに要人警護の一場面です。

国家の重要人物を守るために、日々尽力している警護員の役割について、詳しく見ていきましょう！

【要人警護とは？】

要人警護とは、国家にとって重要な地位にある人物の安全を確保するために行われる、警察活動の一つです。

警護対象者は、警察庁の定める基準に基づき選定され、警察法に基づく警察活動の一環として、専門の訓練を受けた警護員たちによって守られています。

万が一、要人に危害が及ぶと、国際的な信頼や国内の安全にも大きな影響を与えるため、要人警護の重要性は非常に高いといえます。

警護の対象となる人物

警護対象者には、以下のような人物が含まれます。

・内閣総理大臣
・国賓
・衆議院・参議院の議長
・各省庁の主要官僚　など

これらの要人に対する警護活動は、単なる個人保護ではなく、国家の安定と公共の安全を守るために不可欠なものと位置付けられています。

「要人」と一言で言っても、公的要人と民間要人に分かれます。
公的要人（政府関係者や王族など）の警護は主に公的機関（日本では警察）が担当し、民間要人（企業経営者や金融関係者など）の警護は主に民間警備会社が担っています。

【要人警護の主な役割】

要人警護には、状況に応じたさまざまな警護形態があります。

・身辺警護員（SP）
要人のすぐそばに付き添い、直接的な安全確保を担当します。特に常に同行する警護員は「SP（セキュリティポリス）」と呼ばれています。

・行先地警護員
要人の訪問先に事前に配置され、周囲の安全を確認・確保します。

・沿道警護員
要人の移動ルート上に配置され、周囲の監視と安全確保を行います。

・宿舎警護員
滞在先や自宅周辺で警護にあたり、24時間体制で要人の安全を守ります。

これらの役割は連携しながら要人を取り囲み、リスクを最小限に抑える仕組みとなっています。

【身辺警備との違い】

要人警護と身辺警備には、明確な違いがあります。

身辺警備は、民間企業の経営者や有名人、スポーツ選手など、社会的に重要な立場にある人を守るために行う警備のことを指します。主に民間の警備会社が担当し、安全確保やトラブル防止のために日常生活や移動をサポートします。

一方、要人警護は、内閣総理大臣や国賓、国会議長といった、国家にとって特に重要な人物を対象に行う特別な警護活動です。日本では警察の専門部隊（いわゆるSP）が担当し、場合によっては拳銃や警棒などの装備を携帯して任務にあたります。

民間の身辺警備員は、護身用の警戒棒のみを携帯して活動しますが、国家公務員である要人警護員は、必要に応じた武器使用が認められており、任務の性質も大きく異なります。

また、要人警護は、個人の安全だけでなく、国家全体の安定や信頼にも関わるため、警護の重要性や責任の重さも非常に大きいのが特徴です。

【警護員や身辺警備員を目指すには？】

警護員を目指すには、まず公務員試験に合格し、警察官または皇宮護衛官になる必要があります。その後、専門的な訓練を受け、厳しい審査をクリアして要人警護任務に就くことができます。

一方、民間の身辺警備員を目指す場合には、特別な国家資格は必要ありません。警備会社に入社後、護身術や警備技術、リスク管理などを学び、現場経験を積み重ねながらスキルを高めていきます。

民間の身辺警備でも、高度な判断力や柔軟な対応力が求められ、安全を守るプロフェッショナルとしての役割を担います。

【まとめ】

要人警護は、国家の信頼や安全を守るために欠かせない重要な任務です。一方で、身辺警備員も、民間の重要人物の安全を守るプロフェッショナルとして、多くの現場で活躍しています。

民間警備業務と、身辺警護業務。それぞれのフィールドで求められる役割は違いますが、どちらも社会に欠かせない大切な存在であることに変わりはありません。

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